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【定期配信#28】第6回カクヨムWeb小説コンテストの中間発表からおすすめ作品を紹介!!!【#カクヨムコン6​】

こんばんなろー 📲

ひさびさの小説紹介配信になります。 先月は動画の準備で休ませてもらって、その前の前回はランキング分析になったので、都合3ヶ月ぶりとなります。 思ったよりこのブログも放置してしまっていたので、今回はがんばります。

さて、最近(とはいっても3月末になるのですが)第6回カクヨムWeb小説コンテストの中間発表が発表されました。 kakuyomu.jp

中間発表の結果を見て「私がスコップした作品がいっぱいある!」と思ったので、今回はこの中間発表作品の中からおすすめの選りすぐり作品を紹介したいと思います。 こちらには以前に紹介したことのある作品も含まれていますが、とにかくこの中から賞を取る作品があればいいなという希望で再度紹介します。

youtu.be

異世界ファンタジー部門

壁役など不要! 紙防御の仲間を助けまくってきたのにS級パーティから追放された俺は、未開の地で≪奴隷解放≫スキルを授かり、助けた美少女たちから溺愛されている内に……史上最強の国が出来ていた

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 幼馴染とパーティーを組んでいたS級冒険者アレックスはローランドに愚鈍なパラディンは不要と追放された。リーダーの彼は、ヘイト管理のことなど何も考えずに純粋にモンスターを倒した数だけでパーティーメンバーの適正を考えていたのだ。また、ローランドは幼馴染エリーと付き合っていると主張してきた。とにかく、追放された彼は一人でギルドに向かうのだった。そこで、彼はギルドの受付嬢に遠方の開拓地を開拓する仕事を勧められる。傷心だった彼はホイホイと仕事を受けたのだが、そこには謎の魔物がいた。その魔物を倒すと何故かスキルを得られて「奴隷解放」という謎のスキルを得ることが出来た。そのスキルを使うと……エルフの少女が現れて!?

 いわゆるチートハーレムもの小説で純粋にハーレムを楽しみたい読者向けなのではないかと思います。幼馴染エリーが押しかけてきたり他の解放奴隷がふえたりとどんどんヒロインが増えていくので、そういうヒロインがたくさん出てきて迫られるタイプのラノベが好きな方におすすめできると思います。

外れスキル【釣り】を極限にまで極めた結果 〜《神器》も美少女も釣れるようになったけどスローライフはやめません。〜

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 釣りスキルを得て10年間、ずっと釣りをして過ごしていたタナトはずっと釣りを続けた結果950を超えるレベルになっていた。そんな日常を過ごしていた彼のもとに、三年前に王都の騎士となった幼馴染ミケが帰ってきた。槍の名手として名を馳せる彼女は、タナトが"ガラクタ"と呼ぶもののなかに神器と呼ばれるような最上級装備がたくさん含まれていることに気づく。大興奮のミケは高レベルの彼の超高級魚に舌鼓を打ったりして過ごしていた。そんなミケが帰った後、レベルが950を超えて急速に上がる速度が上がってきたタナトはレベルが999になる。人竿一体(じんかんいったい)で釣り上げた獲物は、なんと美少女だった。

 美少女を釣り上げたことによって、色々人生が変わってしまったタナトくんの物語です。幼馴染のミケだけでなく、釣り上げたエリオラや愉快な仲間たち(全員女の子)とともに世界を旅していくお話になってます。スローライフできないスローライフもの、というのとしては典型的な面白さを持つ作品だと思うのでそういう作品が好きな方にはオススメできると思います。

TRPGの自キャラに転生って、俺まだLV1なんですけど?~ぼっちのTRPGオタクはキャラクター作成が趣味なだけでゲームは未プレイです~

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 学生時代に偶然TRPGリプレイを手にとった彼は、ルールブックやサプリまで購入するほどのTRPGオタクだった。ただぼっちだったがために未プレイでるるぶを見てキャラを作るだけの日々を過ごしていた。彼は「ミレウス」というTRPGのキャラクターを作った休日に、買い物に出ようとして心臓発作で亡くなってしまう。その彼が次に目覚めたときは、その時作っていたキャラクター「ミレウス」に転生していた。異世界転生の定番ステータスの確認をしてみたところ、「キャラクターシート」というものが見えることに気づいた。冒険者ギルドに登録してクエストをこなした後、彼は推測通り経験点(いわゆる普通のRPGでいうところの経験値)が入っていることに気づく。そしてキャラクター成長を経験点を使ってやっていくのだが……?

 たぶんおそらくソード・ワールド2.0的なTRPG世界観を下敷きにした、架空のTRPGリプレイのようなそうでもないような一人称小説です。登場するジョブやスキルもその系統のゲームを知っていればちょっとニヤッとできる要素が多く、同系統の「マジックユーザー」とは違いD&DよりもコンピューターRPGに近いSW2.0系の世界観であるあたりが親しみやすく、また「ヘンダーソン氏の福音を」とも違い読み味におけるTRPGらしさがキャラクターシートのおかげでかなり上がっています。「ファンタジー系のTRPGに興味があるけどやったことがない」っていう方には特にオススメできる小説ではないかと思います。  いやでもこの作中のシナリオ書くGMだったら私もやりたくないですけど。(それぐらいPLにいろいろ押し付けるのです……)

何と言われようとも、僕はただの宮廷司書です。

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 王都中央にある王立魔法図書館。その図書館の司書はセレルという。能天書(パワーズ)という対して強くもない魔導書をは第三王女のフィオナに仕事を頼まれる。その仕事とはベルナール公爵の娘シオンの病を解消することだった。病によって魔導書と契約できなくなったシオンを助けるため、セレルは全力でシオンの病気を治療しようとする。魔法学校中等部一年生の春休みだというシオンに勉強を教えつつ、病気について調べているうちに彼は陰謀に巻き込まれていく……。

 タイトルからは想像もつかないですが、魔法バトルものです。世界のはみ出し者だけど、実はすごいという司書のセレル。はっきりしないナヨナヨ系のチート系主人公ではあるんですが、往年のライトノベルの主事項ってこういうやれやれ系だったよねと思い出させてくれるようなそんな作品です。

転生ゴブリンは邪神の使徒

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 彼はよくある展開で転生した……邪神によって。邪神の使徒としてゴブリンの生を受けた彼は、ゴブリンの生活レベルに絶望する。それでもゴブリンとして生きていかなければならないので彼は必死にゴブリンとして生きることを選択する。コボルドを倒し、他の群れと遭遇し、とにかく出世を選んだ彼は生き抜くために知恵を絞り相手を出し抜いていくのだった…。

 ゴブリン転生というある意味でありがちな展開で、ただ邪神の使徒というのは新しいとは感じました。戦記ものとしてもよくできていて、変わった戦記ものが好きな人には刺さるのではないかと思います。とにかく必死に生きる"彼"の生き様がすごいのでそういうのが好きな方はぜひ読んでみるとよいのではないでしょうか。

勇者パーティーの美少女エルフを奴隷にしてしまった件

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 ごく普通の高校生だった一条通(いちじょうとおる)は、よくわからない神様によってデイドラという異世界の街に転移してしまう。とにかく冒険者ギルドで生計を立てていた彼であったが、ある日美少女エルフのフィーネリアに屋台で買った何の変哲もない一本の焼き鳥を巡って決闘を申し込まれてしまう。そして、冒険者ギルドで決闘をしたところ、なんとSランク冒険者の彼女にトオルが勝ってしまった。この決闘に彼女は自身がトオルの奴隷になることを賭けていた。トオルの奴隷になってしまったフィーネだったが、そもそも女の子の扱い方をわかっていないトオルにはどうしようもなかった。その後、勇者パーティーといざこざをしつつ、フィーネとの距離はどんどん近づいていき……?

 エルフの可愛い女の子が転生者の奴隷になってしまったというお話です。エルフのお姉さんと同棲するスローライフ、憧れますよね……。ダダあまな生活を過ごしつつ、いろんな登場人物といろんな関係性を築いていくあたりが、この作品の魅力じゃないでしょうか。ダダあまな砂糖を吐くような生活を覗きたい人におすすめです。

現代ファンタジー部門

ヤンデレ狐っ娘により一方的に開始される甘々な同棲生活

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 銀髪の狐っ娘、美冬(みふゆ)は進の使い魔であり召喚獣だ。高校進学に伴って一人暮らしを始めた進のところに彼女は新幹線に乗って仙台から押しかけてきた。とにかく、彼女の愛は重い。この作品はそんな美冬との他愛もない日常を淡々と描く物語だ。

 現代ファンタジー部門というよりはラブコメ部門なのではと思う、人外娘(というかあやかし娘)とのラブコメです。ヤンデレというよりはただ単に愛が重くて行動力があるだけなので、エログロみたいな方向性ではまったくないのでそういう心配をしている方がいても安心して読めると思います。重い愛に砂糖を吐きたい人にはとにかくこれで砂糖を吐いていただきたい、そんな感想が浮かんでくる作品です。あやかしものとしても面白いのでそこの面白さも保証しますよ!

おわりに

このなかから実際に書籍化される作品が生まれるといいなという気持ちで、今回はカクヨムコンの作品のなかから読めている作品の紹介をまとめてみました。 中間発表の読者選考をくぐり抜けた作品だけあってどれも光るところがある作品だと思っております。 ぜひ、書籍化される前にチェックしてみてはいかがでしょうか?

話は変わりますが、こちらのライトノベルオールタイムベストという本にてレビューを担当させていただきました。

twitter.com ちょっと作品紹介のスタイルが変わったりしたのはこれのレビューの書き方を参考にさせていただいたからです。この場を借りて参加させていただいた「Laughter-magic」さんに感謝を申し上げたいと思います。この度は本当にありがとうございました。

緊急事態宣言も出ていろいろ出版業界には逆風が吹く昨今ではございますが、これからも長く出版業界が生き抜いていけるよう微力ながらも頑張っていければと思っていたりします。

次回は何事もなければ5/22 21:00~の予定です。よろしくおねがいします! それまでの間に、また「ネット小説の歩き方」(ニコニコ版)の新しいものも作るかも!ぜひそちらもよろしくおねがいします!

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