みなさん、こんばんなろー📲
なろう系VTuberのリイエルです。 今回のカクヨムコンは張り切ってスコップをしてみたので、おすすめ作品のレビューを頑張って書いてみました。 できればあとで作品側にも近いレビューを書こうと思うのですが、それよりも読んで作品を確かめてみるほうがいいと思います。 皆さん読んでみてください！
プロ部門
『聖女じゃない方』の私の異世界冒険は『勇者じゃない方』の君と一緒！ ～あれ、私達って本当に『じゃない方』？～
個人的に好きな「多分僕が勇者だけど彼女が怖いから黙っていようと思う (ファミ通文庫)」「本物の方の勇者様が捨てられていたので私が貰ってもいいですか? (カドカワBOOKS)」「異世界召喚されてきた聖女様が「彼氏が死んだ」と泣くばかりで働いてくれません。ところでその死んだ彼氏、前世の俺ですね。 (ツギクルブックス)」の花果唯先生の期待の新作。 どことなくツンリゼみたいな雰囲気もありつつ、勘違い系とおそらくざまぁ養素も含むけど、なんかほんわかする勇者の旅路のお話です。タイトルでビビッときたらぜひ。内容はもうタイトルのとおりです。
ラブロマンス部門
無能だとクビになったメイドですが、今は王宮で筆頭メイドをしています
面白いけどどこが面白いのか言葉では言い表しづらい、人を選びそうなタイプの作品です。 ラブロマンスとはいっているけれども、どちらかといえば内政モノの要素が強い？タイプかなって思います。
この作品の隠れた特徴は、シルヴィアを始めとした登場するキャラクターの名前がほぼ全て日産車の名前（一部はマツダやダイハツ）になっているところ。 でもそのせいで、全然頭に内容が入ってこないような…？
そんな作品ですが、無自覚チート内政無双という感じで面白いのでそういうのに興味がある人向けかなと思います！
モブ令嬢にそんな『魔力』はいりません！
乙女ゲームに転生するって言われて、でも神様に「モブにならせてください！」とお願いしたけどうまくいかなかったというお話。 つまりのうきんみたいな感じ。
悪役令嬢ですらないモブだけど主人公以上の魔力持ちになって、歴史を変えちゃった系の勘違い乙女ゲー令嬢モノという感じなので、ただの令嬢モノに飽きた人？に向いているかもしれません。
悪役令嬢でしたが「すでに破滅している」と告げられました～記憶にない悪事の罰で獣落ちしちゃった。でも憧れの王子さまたちに溺愛されるのは、どういうこと？～
獣落ちということで、主人公のイレーネが推しのハクウンに何故か飼われているところから話が始まります。でも前世の記憶はあってもこれまでの記憶がなくて、どういう理由で獣落ちしたのかすらわからない感じ。人間でない姿と人間の姿を使い分けられたり、過去の記憶を活用したりしていろいろ活躍するんですが、なんかハクウンは何かを隠している感じで…？（うまくまとまらない）
謎解きもの的な養素が強くて、獣落ちして記憶をなくしたイレーネがなぜ獣落ちするようになったのか、ハクウンの態度はなぜなのか、前世のゲームと展開が違うのはなぜなのかとさまざまな謎がどんどん積み上がっていって、もどかしい恋が進む、そういうバトルあり恋愛ありの最近の女性向けらしい感じの作品に仕上がっています。そういう恋愛と謎が楽しめる人におすすめです！
小さくなった侯爵令嬢リーリヤの秘め恋 ～ 愛され白ネズミは王太子に恋をした。殿下のことをお慕いしています！ ～
恋敵のエリーゼの呪いでネズミになったリーリエが、王太子に拾われて幸せに暮らすお話。
元婚約者のアンダルトのクズさ加減やらがわりと生々しく、正統派な女性向けという感じの作品でした。Webtoonとかにしたら受けるかもしれないタイプかなと思いました。
女性向けWebtoonみたいな話を読みたい人はどうぞ！ 元になったのが短編で話のまとまりもいいですし、すでに完結してるので割と読みやすいと思います。
悪役令嬢は隣国で錬金術を学びたい！
リオーネのアトリエ 〜ウィルハーモニー王国の錬金術師〜っていうレビューを勢いで付けてしまったぐらいには好きな作品なんですが、つまり転生したら乙女ゲーの世界? いえ、魔術を極めるのに忙しいのでそういうのは結構です。の錬金術師版みたいな作品といってもいいのかも…？
女性向けで鉄板の、ものづくりものと悪役令嬢もの、あとそれにちょびっと被差別的な養素を加えた転生ヒロインものという感じです。ネタバレになりそうなので伏せるんですが、ヒロインとヒーローの関係性もちょっと面白い感じなので、ぜひ読んで確かめてみてほしいです。
この野菜は悪役令嬢がつくりました！
最近流行りの偽聖女モノです。悪役令嬢って言っているけど転生タイプではありません。
いろいろあって偽物扱いされて婚約破棄されたので幽閉されてたけど、テレポート能力で遠くに行って迷惑をかけてしまったので、毎日通って開梱することになり…？みたいな感じのお話です。 様々な陰謀やらなんやらで、後半すごい勢いで伏線が回収されていくので読んでてかなり面白かったです。
貴族と田舎の組み合わせ、最近は意外と少ないなぁって思うのでおすすめです！
現代ファンタジー部門
推しにダンジョン産の美味いもんを食わせるために、VTuberになってみた
Vだから、V好きだからこそ、Vモノにはうるさいんですが、現代ファンタジー要素とVTuberをうまく組み合わせた作品。現代ファンタジー養素として、冒険者って大金持ちだよねとか色々あると思うんですが、そういうところが内政モノ寄りとしてちゃんと表現されてて良きかなという設定を小出しにする基本は抑えつつ、ダンジョン外の話だけで展開しててもダンジョンものって成立するんだという楽しさも提供してくれました。
きまぐれクックさん的な養素とVTuberの一見食い合わせが悪そうなやつなんですが、Vである必要性は薄いにしてもVでないと表現できない人間関係や微妙な機微みたいなところがしっかり出ていて非常に良いと思いました。
どちらかというと緻密な設定でVのディテールを深くしていく感じで、投稿時点の最新話で「Vのから騒ぎ」モチーフのお話をやっていたりと「Vのことわかってるな感」をしっかり醸し出してるので面白いと思いました。 V業界の問題もひっそり提起していたりとVに対する造詣の深さが伺えるので、V好きなら是非一度は読んでみた方がいいと思います。
ラブコメ部門
チームをクビになった俺が中堅Vtuberをコーチングしたらバズったしなぜか俺もバズった。
VTuberもので気になったのでこちらも読んでみたやつです。 レビューでも書いたんですが、Apexを題材に男性プロゲーマーと女性VTuberの交流を面白おかしく描く感じの作品です。
Vの世界では、CRカップみたいなゲーム専門のストリーマーとVが組んでどうこうするみたいな大会が結構頻繁に行われていて、それを題材にしたんじゃないかなと思うタイプの作品になっています。
著者がちゃんとApexについて造詣が深いんだなと思わせるような、使用キャラに対する掘り下げが十分あって「これこのレジェンドを元ネタにしてるな？」って思わせる描写にくすっときたりします。Apexのプロゲーマー周りが好きな人にはおすすめです！
